「Tokyo To NewYork」は、クラリネット奏者ThomasPiercyと日米の作曲家・演奏家との協働によるコンサートです。2017年東京公演は、ヒルサイドプラザと近江楽堂、響きの異なる2つの会場にて実施します。東京とニューヨークから着想された現代音楽の連なりを聴く2日間。初日は3月18日(土)、代官山・ヒルサイドプラザにて。
◎日時:
2017年03月18日(土) / Saturday, March 18, 2017
開場14:30 開演15:00 / Doors open 14:30, Concert starts 15:00
◎演奏:
トーマス・ピアシー(クラリネット)
高橋アキ(ピアノ)
棚橋由美(ピアノ)
田中翔一朗(ピアノ)
◎作曲者/作品名:
Reiko Fueting "Leaving without/palimpsest" ※J
Eli Greenhoe "New Work" ※W
一柳慧 "Existence"
川崎真由子 "New York 1954-55" ※J
Fernando Otero "One Heart" ※J
Ned Rorem "Four Colors"
田中翔一朗 "Hommage a Aoyama"
薮田翔一 "Skyline"
※W:世界初演/World Premier
※J:日本初演/Japan Premier
◎会場:代官山・ヒルサイドプラザ
◎会費:一般4,000円 学生(student)2,000円
トーマス・ピアシー Thomas Piercy ( Clarinet )
「確実なストップをとらえていながらも情熱にあふれている」とニューヨーク・タイムズ紙で評されるなど、その演奏が高く評価されているクラリネット奏者。活動エリアは北米・南米・ヨーロッパ・アジアに及ぶ。ジュリアード音楽院、マネス音楽院、ヴァージニア・コモンウェルズ大学、シェナンドア音楽院にてクラリネット、声楽、指揮法を学んだ。オーケストラ、コンチェルト、ソロそして室内楽のフィールドで活躍し、現代音楽の演奏家としても知られる。確かな演奏技術により、スタンダードなクラシック音楽をはじめ、ジャズ色の強いプログラムやコンテンポラリーな作品、彼のために作曲された作品、 彼自身によるアレンジ、作曲、コラボレーションなど幅の広いエキサイティングなコンサートで活動。既存のカテゴリーの枠を超えた幅の広い演奏活動を続け、レコーディングに参加した『Juno Baby』CD/DVDはエミー賞を受賞し、グラミー賞受賞タンゴ・ヌエボ・ピアニストOctavio Brunettiとグラミー賞にノミネートされたベーシストPablo Aslanとの共演をはじめ、メゾ・ソプラノFrederica von Stadeとはモーツァルト作品で共演、Raoul Julia氏が出演したブロードウェイ作品の演奏、レナード・バーンスタイン氏指揮下での演奏、ラップ・アーティストKRS-ONEのプロモーションビデオに俳優として出演、またマルーン5のメンバーのレコーディングでは各種楽器の演奏をこなした。またディレクター、音楽ディレクター、指揮者としても活躍している。ブロードウェイ、オフ・ブロードウェイ作品のレコーディング、および俳優としても参加。その他にもテレビ・ラジオ番組、コマーシャルをはじめ映画などのサウンドトラックレコーディングにおいてもレコーディングに参加している。ニューヨークのカーネギーホールをはじめ、リンカーンセンター、ケネディーセンター、ポンピドゥー・センター、ウィグモアホール、サンタ・チェチーチア国立アカデミーなど世界有数のホールでコンサートを開き、由緒ある国際クラリネットフェス ティバルにもパフォーマーとして度々招待されている。またディレクター、音楽ディレクター、指揮者としても活躍。ブロードウェイ、オフ・ブロードウェイ作品のレコーディング、および俳優としても参加。その他にもテレビ・ラジオ番組、コマーシャルをはじめ映画などのサウンドトラックレコーディングにおいてもレコーディングに参加している。 日本の伝統楽器とのコラボレーションも多く、自ら篳篥など和楽器の演奏もおこなっている。 http://www.thomaspiercy.com
高橋アキ Aki Takahashi ( Piano )
東京芸術大学付属高校、同大学を経て同大学院修了。大学院1年の時、武満徹作品を弾いてデビュー。透明な響き、音色の柔軟な感受性をもって現代曲を演奏し、鮮烈な衝撃を与えた。72年にはじめてヨーロッパに渡り、ベルリン芸術週間、パリ秋の芸術祭などでリサイタルを開き好評を博す。その後も、海外の主要音楽祭から招待され続けている。72年現代音楽の演奏グループ「サウンド・スペース・アーク」を結成。以後19年間活発な演奏活動を行った。73年には昭和48年度芸術祭優秀賞を、内外の現代作品20曲を収録した『高橋アキの世界』(東芝、3枚組レコード)により受賞。 75年より『エリック・サティ連続演奏会』(12回)を企画構成の秋山邦晴とともに開催、「サティ再発見」の大きな契機となった。80年作曲家モートン・フェルドマンの招きにより、ニューヨーク州立大学バッファロー校の現代音楽センターのメンバーになり、84年にはカリフォルニア芸術大学客員教授を務めた。83年第1回中島健蔵賞を受賞。1986年には第1回京都音楽賞・実践部門賞を受賞。ケージ、武満徹、ライリー、ジェフスキー、坂本龍一等現代音楽を代表する世界の作曲家たちに、ビートルズ・ナンバーを主題とする作品を委嘱した『ハイパー・ビートルズ』シリーズ(東芝EMI)をみずから企画制作・演奏し、CD4枚を完成。その1枚は英米でも発売され、ニューヨーク・タイムズ紙で、1990年ベストCDに選ばれた。 2002年から<ピアノ・ドラマティック>シリーズを東京の浜離宮朝日ホールで開始。その成果により2003年第21回中島健蔵賞を受賞。2006年春にはベルリンの“メルツムジーク”音楽祭にピアニスト・イン・レジデンスとして招かれ、5回のコンサートを行った。また秋のニューヨークでのフェルドマン作品によるリサイタルが、ニューヨーク・タイムズ紙で2006年度のベスト・コンサートの1つに選ばれた。2008年には2月ケネディ・センターでのリサイタル他、世界各地で公演。 CD「シューベルト・ピアノソナタ集」(カメラータ・トウキョウ)と「モートン・フェルドマン・トリオ」コンサートの演奏により、平成19年度(第58回)芸術選奨文部科学大臣賞を、またCD「危険な夜 高橋アキ・プレイズ・ジョン・ケージ」(カメラータ・トウキョウ)により平成20年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞。平成23年秋の紫綬褒章を受章。 著書に「パルランドー私のピアノ人生ー」(春秋社、 2013)がある。 http://www.aki-takahashi.net
棚橋由美 Yumi Tanahashi ( Piano )
同志社女子大学音楽学科ピアノ専攻卒業。プラハ音楽院修了。 矢島紀代子、矢島勝、佐藤明子、F.シャンドール、E.ボグニョバー、M.レゼックの各氏に師事。 岐阜ピアノコンクール第1位と共に岐阜新聞社賞、岐阜教育委員会賞受賞。ラジオ出演。 Citta di Padova国際音楽コンクール(イタリア)ピアノ部門第2位。 国際Zdenek Fibich melodrama音楽祭コンクール(チェコ)入賞、Zdenek Fibich賞受賞。 01年よりプラハ音楽院留学、05年同音楽院修了。 Teplice音楽院マスタークラスの伴奏者を務める。 06、07年はソロ、室内楽で数々の作曲家の作品を委託初演。08年完全帰国。 The Czech Trioのチェリスト、Miroslav Petras 氏マスタークラス公式伴奏者を務めるなど、ソロ、室内楽、伴奏など幅広く演奏活動を展開。
田中翔一朗 Shoichiro Tanaka ( Composer / Piano )
幼少よりピアノを、18歳から作曲を始める。現代音楽演奏コンクール”競楽XI” 入選。2016年はピアノのソリストとして高関健、ラースロー・ティハニの各氏指揮の藝大フィルハーモニアと共演。2015年、室内楽作 品が旧奏楽堂木曜コンサートに選出。2016年、オーケストラのための「Seasons」で長谷川良夫賞を受賞。作品は東京、京都、ニューヨーク他、各地で演奏されている。平成27年度青山財団奨学生(作曲)。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、2013年東京藝術大学器楽科ピアノ専攻卒業。同年、作曲科に入学し現在4年に在学中。ピアノを植田克己、白石光隆、深澤亮子、鎌田百合枝の各氏に、作曲を小鍛冶邦隆、川崎絵都夫の各氏に師事。
主催:Tokyo To NewYork 2017 実行委員会
共催:TONADA PRODUCTIONS、都市楽師プロジェクト
協力:ヒルサイドテラス、L.Rossi、FORESTONE、SILVERSTEIN、鷲野宏デザイン事務所
◎日時:
2017年03月18日(土) / Saturday, March 18, 2017
開場14:30 開演15:00 / Doors open 14:30, Concert starts 15:00
◎演奏:
トーマス・ピアシー(クラリネット)
高橋アキ(ピアノ)
棚橋由美(ピアノ)
田中翔一朗(ピアノ)
◎作曲者/作品名:
Reiko Fueting "Leaving without/palimpsest" ※J
Eli Greenhoe "New Work" ※W
一柳慧 "Existence"
川崎真由子 "New York 1954-55" ※J
Fernando Otero "One Heart" ※J
Ned Rorem "Four Colors"
田中翔一朗 "Hommage a Aoyama"
薮田翔一 "Skyline"
※W:世界初演/World Premier
※J:日本初演/Japan Premier
◎会場:代官山・ヒルサイドプラザ
◎会費:一般4,000円 学生(student)2,000円
トーマス・ピアシー Thomas Piercy ( Clarinet )
「確実なストップをとらえていながらも情熱にあふれている」とニューヨーク・タイムズ紙で評されるなど、その演奏が高く評価されているクラリネット奏者。活動エリアは北米・南米・ヨーロッパ・アジアに及ぶ。ジュリアード音楽院、マネス音楽院、ヴァージニア・コモンウェルズ大学、シェナンドア音楽院にてクラリネット、声楽、指揮法を学んだ。オーケストラ、コンチェルト、ソロそして室内楽のフィールドで活躍し、現代音楽の演奏家としても知られる。確かな演奏技術により、スタンダードなクラシック音楽をはじめ、ジャズ色の強いプログラムやコンテンポラリーな作品、彼のために作曲された作品、 彼自身によるアレンジ、作曲、コラボレーションなど幅の広いエキサイティングなコンサートで活動。既存のカテゴリーの枠を超えた幅の広い演奏活動を続け、レコーディングに参加した『Juno Baby』CD/DVDはエミー賞を受賞し、グラミー賞受賞タンゴ・ヌエボ・ピアニストOctavio Brunettiとグラミー賞にノミネートされたベーシストPablo Aslanとの共演をはじめ、メゾ・ソプラノFrederica von Stadeとはモーツァルト作品で共演、Raoul Julia氏が出演したブロードウェイ作品の演奏、レナード・バーンスタイン氏指揮下での演奏、ラップ・アーティストKRS-ONEのプロモーションビデオに俳優として出演、またマルーン5のメンバーのレコーディングでは各種楽器の演奏をこなした。またディレクター、音楽ディレクター、指揮者としても活躍している。ブロードウェイ、オフ・ブロードウェイ作品のレコーディング、および俳優としても参加。その他にもテレビ・ラジオ番組、コマーシャルをはじめ映画などのサウンドトラックレコーディングにおいてもレコーディングに参加している。ニューヨークのカーネギーホールをはじめ、リンカーンセンター、ケネディーセンター、ポンピドゥー・センター、ウィグモアホール、サンタ・チェチーチア国立アカデミーなど世界有数のホールでコンサートを開き、由緒ある国際クラリネットフェス ティバルにもパフォーマーとして度々招待されている。またディレクター、音楽ディレクター、指揮者としても活躍。ブロードウェイ、オフ・ブロードウェイ作品のレコーディング、および俳優としても参加。その他にもテレビ・ラジオ番組、コマーシャルをはじめ映画などのサウンドトラックレコーディングにおいてもレコーディングに参加している。 日本の伝統楽器とのコラボレーションも多く、自ら篳篥など和楽器の演奏もおこなっている。 http://www.thomaspiercy.com
高橋アキ Aki Takahashi ( Piano )
東京芸術大学付属高校、同大学を経て同大学院修了。大学院1年の時、武満徹作品を弾いてデビュー。透明な響き、音色の柔軟な感受性をもって現代曲を演奏し、鮮烈な衝撃を与えた。72年にはじめてヨーロッパに渡り、ベルリン芸術週間、パリ秋の芸術祭などでリサイタルを開き好評を博す。その後も、海外の主要音楽祭から招待され続けている。72年現代音楽の演奏グループ「サウンド・スペース・アーク」を結成。以後19年間活発な演奏活動を行った。73年には昭和48年度芸術祭優秀賞を、内外の現代作品20曲を収録した『高橋アキの世界』(東芝、3枚組レコード)により受賞。 75年より『エリック・サティ連続演奏会』(12回)を企画構成の秋山邦晴とともに開催、「サティ再発見」の大きな契機となった。80年作曲家モートン・フェルドマンの招きにより、ニューヨーク州立大学バッファロー校の現代音楽センターのメンバーになり、84年にはカリフォルニア芸術大学客員教授を務めた。83年第1回中島健蔵賞を受賞。1986年には第1回京都音楽賞・実践部門賞を受賞。ケージ、武満徹、ライリー、ジェフスキー、坂本龍一等現代音楽を代表する世界の作曲家たちに、ビートルズ・ナンバーを主題とする作品を委嘱した『ハイパー・ビートルズ』シリーズ(東芝EMI)をみずから企画制作・演奏し、CD4枚を完成。その1枚は英米でも発売され、ニューヨーク・タイムズ紙で、1990年ベストCDに選ばれた。 2002年から<ピアノ・ドラマティック>シリーズを東京の浜離宮朝日ホールで開始。その成果により2003年第21回中島健蔵賞を受賞。2006年春にはベルリンの“メルツムジーク”音楽祭にピアニスト・イン・レジデンスとして招かれ、5回のコンサートを行った。また秋のニューヨークでのフェルドマン作品によるリサイタルが、ニューヨーク・タイムズ紙で2006年度のベスト・コンサートの1つに選ばれた。2008年には2月ケネディ・センターでのリサイタル他、世界各地で公演。 CD「シューベルト・ピアノソナタ集」(カメラータ・トウキョウ)と「モートン・フェルドマン・トリオ」コンサートの演奏により、平成19年度(第58回)芸術選奨文部科学大臣賞を、またCD「危険な夜 高橋アキ・プレイズ・ジョン・ケージ」(カメラータ・トウキョウ)により平成20年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞。平成23年秋の紫綬褒章を受章。 著書に「パルランドー私のピアノ人生ー」(春秋社、 2013)がある。 http://www.aki-takahashi.net
棚橋由美 Yumi Tanahashi ( Piano )
同志社女子大学音楽学科ピアノ専攻卒業。プラハ音楽院修了。 矢島紀代子、矢島勝、佐藤明子、F.シャンドール、E.ボグニョバー、M.レゼックの各氏に師事。 岐阜ピアノコンクール第1位と共に岐阜新聞社賞、岐阜教育委員会賞受賞。ラジオ出演。 Citta di Padova国際音楽コンクール(イタリア)ピアノ部門第2位。 国際Zdenek Fibich melodrama音楽祭コンクール(チェコ)入賞、Zdenek Fibich賞受賞。 01年よりプラハ音楽院留学、05年同音楽院修了。 Teplice音楽院マスタークラスの伴奏者を務める。 06、07年はソロ、室内楽で数々の作曲家の作品を委託初演。08年完全帰国。 The Czech Trioのチェリスト、Miroslav Petras 氏マスタークラス公式伴奏者を務めるなど、ソロ、室内楽、伴奏など幅広く演奏活動を展開。
田中翔一朗 Shoichiro Tanaka ( Composer / Piano )
幼少よりピアノを、18歳から作曲を始める。現代音楽演奏コンクール”競楽XI” 入選。2016年はピアノのソリストとして高関健、ラースロー・ティハニの各氏指揮の藝大フィルハーモニアと共演。2015年、室内楽作 品が旧奏楽堂木曜コンサートに選出。2016年、オーケストラのための「Seasons」で長谷川良夫賞を受賞。作品は東京、京都、ニューヨーク他、各地で演奏されている。平成27年度青山財団奨学生(作曲)。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、2013年東京藝術大学器楽科ピアノ専攻卒業。同年、作曲科に入学し現在4年に在学中。ピアノを植田克己、白石光隆、深澤亮子、鎌田百合枝の各氏に、作曲を小鍛冶邦隆、川崎絵都夫の各氏に師事。
主催:Tokyo To NewYork 2017 実行委員会
共催:TONADA PRODUCTIONS、都市楽師プロジェクト
協力:ヒルサイドテラス、L.Rossi、FORESTONE、SILVERSTEIN、鷲野宏デザイン事務所